現地制作 Wada Fin Arts 銀座金春通りギャラリーでの制作
2022年パンデミックの時代にワダファインアーツで数ヶ月間、現地制作を試みました。東京の中心である賑やかだった銀座の夜の街も静寂に包まれ看板だけが光る今まで見なかった音や動きがない異様な街に変貌していました。全世界が今までに経験したことがない脅威が現れた。こんなにも短期間で世界的流行を果たしたウイルスは私たちの人間社会を不安に襲われ、感染により外に出ることもできず、新たな人と人との距離感、新たな生活スタイル、生きるということを自ずと考え、価値観を変えました。
パンデミックで変化する銀座金春通りをテーマにギャラリーに滞在しての制作は今までの作風とは一風異なることになった。ワダファインアーツの位置する銀座、金春通りの様々な地点から見える空間を、作品の基礎的な構図とし、そこから発展させてながら、今まで描いていたモチーフである少女・狼・蝋燭などで物語を構築しました。
ほぼ毎日早朝まで描く中で制作締め切りの日の朝靄の中の金春通りを歩いていると太陽の光と2匹の鳩が金色に光る金春通りに神がかり的な瞬間を見ることができました。
現地制作を通じて、私の予想もしない感覚を持つ作品が生まれました。
100M壁画「アートの現地点」 銀座Wada Fin Artsにて制作
「アートの現地点」このタイトルの背景
2023年11月に1作目の壁画が完成し、現在も壁画制作が続いています。この制作過程に費やされた期間は、作家にとり、創作と自分との関係性に、より深い絆を得た日々であった様に思います。作家が壁画の制作を始めたのは、偶発的に訪れた生活スタイルの変化が契機だったと記憶しております。心情的に従来のキャンバスでの制作では味わえないサイズ感を求め、全身を使って描きたいという衝動が生じたからにほかなりません。しかしそこは、単にサイズの大小ではなく、壁の長さを利用して作品のサイズは可逆的に如何様にも変化できるという無規制な自由さが重要だったのだと感じます。キャンバスや紙のサイズは描く以前に選択を迫られ、その時点で直感的な完成像が生じ、そうした制約が創作の自由を奪います。その点壁画制作は完成像に囚われず、作家自身さえも、想像が及ばない中で、不意に何か形が描き出されます。引き続きより大胆な筆の動きや、色彩の絶え間ない重層が繰り返され、あたかも関連の無い多種多様なパーツは発的に、時には意図的に関連を結びながら繋がってゆきます。その瞬間に画面全体が踊り出す様に動き始め、一層の熱量を増しながら、完成に近づいてゆきます。その妙味を楽しむ作家の姿は自身の身の置き所を必死に手繰り寄せる作業にも見えました。
作家はこの先100Mに達する事を目指しています。
MURAL SERIES 100 METER PROJECT CHAPTER 1 | 壁画 第1章
MURAL SERIES 100 METER PROJECT CHAPTER 2 | 壁画 第2章
MURAL SERIES 100 METER PROJECT CHAPTER 3 | 壁画 第3章
MURAL SERIES 100 METER PROJECT CHAPTER 4 | 壁画 第4章
MURAL SERIES 100 METER PROJECT CHAPTER 5 | 壁画 第5章
Wada Fine Arts 2024
4月9日(火)-5月11日(土) 12:00-19:00 Wada Fine Arts
是非ご堪能頂きたく、ご来場お待ちしております。
Wada Fine Arts 2023
Wada Fine Arts 2022
Mural Series 100 Meter Project 2023-2024 Wada Fin Art Tokyo/ SB2024 Singapore /TOKYO GENDAI 2024 Yokohama
HK art fair 2011
The old me is no longer here
"You Are a Supporting Character"
「あなたは脇役」はらたかふみ アニメシリーズ《Supporting Character Series》2023/2024
「あなたは脇役」
キャンバスにアクリル 30×30
はらたかふみ アニメシリーズ《Supporting Character Series》2023/2024
近年は、脇役が自己主張する時代になっています。
主人公よりも脇役の方が強い時代。人々は脇役に気を遣い、声を上げることを恐れている。
物語は本来、脇役だけでは成り立たないはずなのに、人々はただ「今はそういう時代だから」と言いながら、静かに自らも脇役になっていく。
共感やシェアが過剰に膨らみ、制御不能になった時代。
このアニメ・アートシリーズは、ヒーロー不在の単純化された世界における、コミュニケーションと人間関係をテーマにしています。
Acrylic on canvas 30×30
In recent years, it has become an era where supporting characters assert themselves. A time when supporting characters are stronger than the protagonists. Everyone is careful around the supporting characters and is too scared to speak up. Even though the story cannot stand solely on the supporting characters, people can only say, “It’s just the way thingsare now,” while quietly becoming supporting characters themselves. An era where empathy and sharing have become excessive and out of control. This anime art series is focused on the theme of communication and relationships in a simplified world devoid of heroes.